雨漏りの跡はどうやって消す?シミ抜きの方法や貼り替えについて解説

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雨漏りの跡やシミを見つけたら「どうやって目立たなくしよう?」と考えるよりも、雨漏り修理を優先させましょう。屋内の汚れ落としはそのあとでも十分です。

ここではDIYによる屋内の修繕方法や、プロに依頼することによるコストについて解説しています。コストを考えても、雨漏り跡やシミの早期発見と雨漏り修理は重要です。

 

大事になって費用が膨らんでしまう前に、雨漏りの点検・修理を行いましょう。

まずはシミの原因となる雨漏りを修繕しよう

柱や壁、天井などにシミを見つけたら、すぐに雨漏り修理のプロに相談しましょう。そのままにしておくと、家の骨組みにダメージがたまっていきます。汚れ落としだけでなく雨漏りの原因自体を修理しなければ、根本的な解決にはなりません。

雨漏りの根本的な原因を取り除こう

雨漏りでできたシミが気になる場合、まず行うべきは雨漏りの修理です。

 

柱や壁、天井などにできたシミは、多くの人が気になるものです。しかしシミができた箇所をきれいにするだけでは、解決にはなりません。シミができた原因である、雨漏り自体を修理しなければ、また同じ箇所にシミができてしまうでしょう。

 

雨漏り修理は、プロに任せるのが一番です。理由は、思っている以上に難しく危険だからです。雨漏りの原因となっている箇所の特定は、場合によっては経験豊富なプロでも手を焼いてしまいます。また屋根が原因の場合、高所での作業となるため落下・ケガにつながる可能性もあります。

 

DIYでの雨漏り修理は応急処置までにして、根本的な原因解決はプロにまかせしましょう。

雨漏りの跡ができやすい場所をよくチェック

多くの方が雨漏りは天井から起こると思いがちですが、実際はそれだけではありません。天井だけでなく柱や壁、ベランダや窓の周りは雨漏りのシミができやすい場所のため、普段からチェックする習慣をつけて、早期発見・修理につなげましょう。

 

雨漏りでできたシミを放置しておくと見栄えが悪いだけでなく、家の骨組みにカビや腐食が発生してしまいます。家の寿命が縮んでしまいますから、プロに雨漏りの修理をお願いし、ダメージがシミだけにとどまるようにしましょう。

 

しかし天井のシミは、雨漏りだけが原因ではありません。結露やネズミなどの小動物がシミの原因かもしれません。これらのケースでもそれぞれのプロに依頼して、根本的な原因解決を行いましょう。

雨漏りの跡やシミを自分で消す方法

雨漏りをプロに修理してもらったらひと安心とはいえ、後に残ったシミはやっぱり気になることでしょう。しかし費用が気になるなら、節約のために雨漏り跡のDIY修理に挑戦してみましょう。方法は漂白剤の使用や塗装、クロスの貼り替えです。

 

漂白剤で消す

漂白剤を使っての汚れ落としは、比較的簡単な方法です。しかし使える箇所は限られており注意が必要です。漂白剤は、真っ白なクロスが貼られた壁にしか使えません。

 

木材が使われている柱や天井、白以外のクロスに漂白剤を使うと、新たなシミの原因になってしまいます。本格的な汚れ落としに入る前に目立たない箇所で、色落ちしないかテストを行いましょう。

 

方法は、台所用の漂白剤を10〜50%に薄めて、シミが気になる箇所にスプレーします。漂白剤がクロスに染み込むまで数分待ち、ぬれた雑巾でシミを拭き取り、乾いた雑巾で水分を取り除き、1日程度自然に乾燥させます。

 

注意点は一度の工程で雨漏り跡を消そうとせずに、シミを少しずつ薄めていくことと、漂白剤の安全な取り扱いです。しっかり換気をすることと、目や口に入らないよう注意しましょう。

 

塗装をして消す

雨漏り跡の上から塗料を塗ってしまえば、シミも気にならなくなるでしょう。

 

方法はまず養生、塗装したい箇所以外を新聞紙やマスキングテープで覆って養生し、塗料が付くのを防ぎます。次にハケやローラーを用いて塗装していきます。一度で仕上げようと考えて、塗料を厚く塗るのは避けましょう。薄く塗ったら乾燥後、塗料をもう一度重ねることが、きれいに仕上げるポイントです。養生は塗料が完全に乾き切る前にはずしましょう。

 

デメリットはハケやローラー、塗料をそろえることで、コストがかかってしまうことと、室内用の塗料を使っても臭いが残ってしまうことです。

 

部屋全体だけでなく、壁一面だけをアクセントクロス風に仕上げれば、コストと手間の削減になります。

 

クロスの貼り替えをする

最も難易度が高い方法は、クロスの貼り替えです。自信のない方は最初から裏にのりが付いており、貼り直しできるクロスの使用をおすすめします。

 

方法は貼り替えたい箇所のクロスをはがしたら、下地をパテやヘラで整えて、新しいクロスを貼るという流れです。スイッチやコンセントはあらかじめ外しておく必要があり、仕上がりにひびく下地の調整はテクニックが必要です。空気を入れずに曲がらずに貼るのは難しく、一回で満足の行く仕上がりになるとは限りません。

 

シミの付いたクロスをはがさずに、新しいものを上から貼る方法なら、下地調整の手間はかかりませんが、耐久性や衛生面での不安が残ります。アクセントクロスとして、シミのある一面だけ貼り替える方法もありますが、難易度の高さという点では変わりありません。

 

雨漏りの後・シミをきれいに消したいなら業者に依頼しよう

DIYでの修繕は楽しいものですが、コストをかけずにきれいに仕上げたいのであれば、考え直す必要があります。きれいに雨漏り跡やシミを消すなら、プロに頼んだ方が仕上がりは良くなります。

プロの仕上がりは違う!

漂白剤で何とかなりそうな小さなシミや、少々の失敗なら「味」と感じられる方や、DIYが趣味でプロ顔負けの仕事ができる方などは別として、DIYでの修繕はあまりおすすめできません。

 

中でも手を出すべきではないのは無垢の柱や天井に付いたシミで、漂白剤の使用は事態を悪化させかねません。天井の塗装やクロスの貼り替えも難易度がグッと上がるため、避けた方が良いでしょう。

 

DIYに失敗して最終的にプロに依頼するくらいなら、初めに道具や塗料・クロスを購入する必要がない分、最初からプロに頼んだ方が安く済みます。

 

そして何よりもプロの仕上がりは、出来栄えが違います。お部屋のリノベーションもかねて、補修の依頼を検討してみてください。

雨漏りは内部が傷んでいる場合が多い

雨漏り跡のシミが広範囲に広がっている場合は、DIYでの補修が難しくなるだけでなく、他にも問題が発生している可能性もあります。

 

たとえば考えられるのは、雨漏りの箇所だけでなくその周りまでダメージが及んでいるケースです。長時間湿った状態の木材は腐食を起こす上に、シロアリを引き寄せます。クロスの貼り替えだけでなく、天井板や下地材の貼り替えや補修が必要かもしれません。

 

また広範囲にわたって生えてしまったカビは、悪臭やアレルギーを引き起こす原因になります。カビ取り剤による処理が必要になるでしょう。

 

業者にお願いした場合の費用

シミのできている範囲や、ダメージの及んでいる範囲で補修費用は大きく変わります。雨漏りでできたシミだけを直すのに、クロスの貼り替えを行うだけでよいのか、天井板や下地材の貼り替え・補修も必要なのかで、費用は変動します。

 

クロスの貼り替えだけなら、業者のHPに掲載されている価格表が参考になりますが、その際に注意したいのは、価格表の単価の表記についてです。「m」と「㎡」、どちらを使用しているかを意識しましょう。

 

「m」は通常0.9m幅のクロスを1m使った場合「㎡」は1㎡にクロスを貼った場合の単価をそれぞれあらわしています。

 

クロスの貼り替え

約4万~15万円

下地の貼り替え

約5万~20万円

天井板の貼り替え

約8万~20万円

上記の費用に加え、廃材処分費や、家財の移動費がかかる場合もある。

 

業者の修繕費用を安く抑えるポイント

業者に依頼する場合に、使える3つのコスト削減方法について解説します。中でも守りたいのは早期発見・修理で、コスト削減だけでなく家を長持ちさせる効果もあります。

 

雨漏りの跡を見つけたらなるべく早く依頼する

雨漏り跡やシミの発見したらなるべく早く対応する必要があります。これは、ダメージが広がる前に手を打つことができるからです。クロスの貼り替えだけで済む場合と、下地材の貼り替え・補修まで必要な場合では、かかるコストは大きく違います。

 

雨漏りが起こりやすい箇所は天井や壁、柱、窓やベランダ周りです。日ごろから意識する習慣をつけ、少しでもシミを見つけたなら、まずは雨漏りを止めましょう。内装の修理はその後でも十分です。

相見積もりをとって比較する

依頼する業者との相性は大切ですが「見積もりを依頼した業者の感じがよかったから」という理由で依頼先を決めるのはおすすめできません。

 

費用を少しでも安く抑えるなら、複数の業者からそれぞれ見積もりを取り、比較した後に依頼しましょう。これは雨漏りの修理と内装の修理、両方に言えることです。

 

また相見積もりを取る際には、条件を同じにすることを忘れないようにしましょう。たとえばクロスを貼り替えるだけの見積もりと、下地材の貼り替えまでを提案している業者では、単純な金額の比較ができません。

クロスの種類を工夫する

クロスの貼り替えなら用いるクロスのグレードを変えるだけで、費用を節約できます。色や模様が入っていないベーシックなクロスほど安い傾向にあります。どの程度の節約になるか相談してみましょう。

 

また雨漏り跡やシミがある箇所だけの貼り替えは、コスト削減にも効果があります。柄物にしたりビビッドなカラーのものを選んだり、アクセントクロスとして楽しんでください。

雨漏りの跡やシミを見つけたら早めに対処しよう

雨漏り跡やシミは見た目が悪いものですが、深刻なのはその裏で積み重なりつつある家の骨組みへのダメージです。ダメージが深くなるとクロスの貼り替えだけでなく、天井板や下地材の貼り替えや補修も必要になりますから、修繕に大きなコストがかかってしまうでしょう。

たとえばアップリメイクなら「雨漏りかな?」と思った方向けに「雨漏り診断」を無料で行っています。雨漏り跡やシミを見つけたら、気軽に利用することをおすすめします。

 
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