雨漏りの原因がわからないのはなぜ?考えられる理由や起こる場所を紹介!
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カテゴリー:雨漏り
雨漏りに気づいたら原因を探したくなるものですが、原因箇所の特定は決して簡単なことではありません。
屋根以外にも様々な箇所が原因になっている可能性があり、目視できない箇所で起こっているケースもあります。修理の経験が豊富な業者でさえ、特殊な機器なしでは特定できないこともあるほどです。
ここでは雨漏りの原因個所の事例や見誤りやすい他の原因、プロによる原因の特定方法、DIYでの応急処置の方法について解説しています。
雨漏りの発生原因がわからないのはなぜ?
雨漏りの修理には、原因を突き止めなければなりません。
しかし場数を踏んでなければ見つからないのが雨漏りの原因です。雨漏り以外が原因で、雨漏りに似た現象が起きているケースもあります。
水分の侵入場所と雨漏りが起きる場所が違うケースがある
天井に雨漏り跡を見つけたら、真っ先に疑いたくなるのは屋根でしょう。しかし、屋根が雨漏りの原因ではないケースはたくさんあります。
サッシのすき間や外壁、配管を通す穴など、屋根以外の箇所から侵入した雨水が、屋根裏を伝った結果、天井の雨漏りとなってあらわれることは珍しくありません。雨漏り箇所の特定には豊富な経験が必要です。
雨漏りを見つけたらDIYは応急処置にとどめて、プロにまかせるのが無難でしょう。
業者の設計ミスや施工不良が要因
新築から間もないのに雨漏りが起きているなら、設計ミスや施工不良が原因かもしれません。築後10年以内の雨漏りは、業者のミスが原因の場合、無償で修理してもらえます。
ただし業者への連絡はスピードが重要です。
無償修理の期限は雨漏りに気づいてから1年以内と定められています。また、時間がたつにつれ雨漏りの原因が施工ミスか経年劣化か、見分けが付かなくなってしまいます。
雨漏りではなく漏水である可能性がある
水道管の破損やエアコンの排水管などが原因で、水が漏れ出しているケースを漏水と呼びます。
雨漏りと思っていたものの、実は漏水だったというケースはよくあります。天井のシミの原因が漏水なら、屋根やサッシのすき間をいくら調べても不良箇所は見つかりません。
水栓をすべて閉めているのに水道メーターが回り続けていたり、水道料金がいきなり跳ね上がったりしたら漏水が疑われます。専門業者に修理を依頼してください。
結露で雨漏りに似た症状が起きている
雨漏りや漏水箇所が見つからないなら、結露が原因かもしれません。サッシの周りがぬれているのはすき間が原因ではなく、窓ガラスの水滴の場合があります。
結露を防ぐには、室内の空気を乾燥させましょう。加湿器や石油ストーブの使用、部屋干しをやめることや、適切な換気を行うのは効果的です。
また結露がひどい窓にもう一枚加えて、二重窓にリフォームするのも良いでしょう。
実際の雨漏りの原因については、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>雨漏りの原因について詳しく確認する雨漏りの原因がわからない場合はどう対処すればいい?
雨漏りの原因がわからなくても、専門業者が解決してくれるので心配はいりません。
原因個所のめどがついているなら、DIYで応急処置を行ってプロの修理を待つのもよいでしょう。ただし高所での作業には十分注意してください。
業者に依頼する
業者がまず行うのは、目視と散水調査です。雨漏りの原因と推測される箇所に実際にホースで散水し、雨漏りを再現します。
それでも難しい場合は、赤外線カメラやファイバースコープを用います。
赤外線カメラを用いてわかるのは、冷たい水の通り道です。本来は通るべき場所ではない箇所に水の通り道ができていたら、温度が下がって赤外線カメラに写ります。目視できない箇所の原因を発見できるでしょう。
また同じく目視できない箇所を調べるのに用いるのはファイバースコープです。少しのすき間があればファイバースコープを通すことができるので、壁や天井を大きく壊すことなく、内部をくわしく調べられます。
雨漏り箇所が見つかったら、次は修理です。金額は以下の記事が参考になるでしょう。
応急処置を自分で行う
業者の修理までに時間がかかるようなら、被害の拡大を防ぐために応急処置を行いましょう。
ホームセンターで販売されているブルーシートや使わなくなったレジャーシートで、雨漏りの原因であろう箇所をおおってください。
とはいえ屋根の上や天井裏での作業は危険と隣り合わせです。高所での作業が難しいなら、雨水が垂れている箇所にバケツなどを置き、業者の修理を待ちましょう。
雨漏りの応急処置については、以下の記事でも詳しく解説しています。
雨漏り場所がわからない原因を理解して対処をしよう
プロでも手こずるくらい、雨漏りの原因箇所の特定は難しいものです。
理由は屋根だけでなくサッシのすき間や外壁、配管を通す穴など可能性がたくさんあるからです。雨漏り修理の専門業者は専用の機器を用意して、原因がわからない場合に備えています。
もしご自身で雨漏り箇所を特定したならブルーシートなどを用いて、応急処置を行うのもよいでしょう。ただし作業は危険と隣り合わせです。バケツを置くくらいにとどめて、プロにまかせるのをおすすめします。
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