外壁・屋根にサビが出る原因と補修方法・費用
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カテゴリー:外壁塗装の劣化現象
サビは美観を損ねるだけではなく、内部にまで浸食すると建物に重大なダメージを与える原因になります。そのため、定期的に点検を行って早めに除去することが重要です。
このページでは、サビの種類、発生する原因、補修方法と費用について紹介しています。
■外壁や屋根に発生するサビ
サビは、金属が腐食することによって発生した「金属酸化物」を指します。
外壁や屋根に発生する一般的なサビは、主にモルタルやコンクリート内部や付帯部分の金属などに雨や水分が付着することによって起こります。
■サビの種類
●赤サビ
赤サビは、一般的によく見られるサビです。鉄や銅などの表面に赤っぽい色で現れ、進行する速度が非常に速い特徴があります。
●黒サビ
黒サビは、自然に発生することはありません。鉄表面を高温で熱したり、メッキで表面に膜を形成する「黒染め」を行うことで発生し、保護膜としての機能があります。
●白サビ
白サビは、アルミニウムや亜鉛が酸化して発生し、表面に白く小さな粒状で現れます。
●青サビ(緑青)
青サビは、銅の酸化によって発生します。雨水や酸素が触れる面しか酸化しないので、内部まで腐食するがなく、腐食を抑える保護膜としての機能があります。また、意匠性のある風合いになるので、美術的な観点として取り入られています。
■サビが発生する原因
●建物内部に浸入した水分
ヒビ割れなどから建物内部に水が侵入すると、ラス鋼など金属が腐食してサビが発生します。
●鉄部に付着した水分が原因
サビがある部分に雨が当たり雨水と一緒にサビが流されると、流れた部分にサビが移る場合があります。
●もらいサビ
もらいサビは、サビが発生しているものから移ってきたサビを指し、金属以外にも移るので注意が必要です。例えば、外壁の近くにサビた自転車があり、そこからサイディングにサビが移ることがあります。
●手抜き工事
塗装工事を行ってから3年以内にサビが発生した場合は、手抜き工事の可能性があります。サビが発生する原因は様々で、塗り回数が少なく適正な防水性が得られていない場合や下地処理が不十分な場合などが考えられます。
■サビが発生したときの補修方法と費用
発生してすぐのサビは、ホースで水圧をかけて洗うだけで落ちる場合があり、サビ取り用の洗剤やブラシなどを併用するとさらに効果的です。
但し、サビが内部に達している場合は、これらの方法でサビを落とすことはできません。
サビが内部に達している場合は、高圧洗浄やケレンでサビを完全に除去して、サビ止めと上塗りで保護する必要があります。これらの作業をDIYで行うのは難しいので、プロの塗装業者へ依頼する必要があります。
プロの塗装業者へ依頼した場合、サビ止めは1平米当たり300~900円程度が相場で、上塗りは1平米当たり1,500~4,700円程度が相場で、使用する塗料によって単価が変動します。
■まとめ
一般的によく見られるサビは「赤サビ」で、発生する原因のほとんどは水分と金属が接触することです。赤サビは美観を損ねるだけではなく、耐久性の低下や耐震性の低下を招きます。
定期的に建物を観察して、状態が悪くなる前に対応することが大切です。サビが内部に達している場合は、プロの塗装業者へ依頼しましょう。
アップリメイクにご依頼いただければ、ケレンやサビ止めを徹底してから塗装するので、塗替え後はサビにくくなります。サビに強い塗装をご希望の場合は、ご連絡ください。
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