外壁塗装の時期はいつが最適?塗り替えの目安とタイミング
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カテゴリー:外壁塗装の基礎知識
外壁塗装や屋根塗装の時期は10年ごと、季節は春か秋が良いと言われています。しかし、外壁材や塗料、地域によって、外壁塗装の最適なタイミングが違うことはご存じでしょうか?
この記事では、外壁塗装にふさわしい時期や季節を紹介します。ベストシーズンに塗装が依頼できるよう参考にしてください。
外壁塗装にふさわしい時期
外壁塗装や屋根塗装にふさわしい季節は地域によって違います。
以下の表に、季節ごとの大まかな特徴をまとめました。
季節 |
外壁塗装のしやすさ |
春(3月・4月・5月) |
・繁忙期 ・降水量が少なく作業しやすい時期 ・職人が確保しにくい ・養生で窓を締めても過ごしやすい |
夏(6月・7月・8月) |
・閑散期 ・気温30℃または湿度85%を超えると作業できない ・雨が長引くと工期が伸びる |
秋(9月・10月・11月) |
・繁忙期 ・年内完了を希望する方が多くなる ・職人が確保しにくい ・養生で窓を締めても過ごしやすい |
冬(12月・1月・2月) |
・年末までは忙しく年始は閑散期 ・積雪や霜により作業中止になることもある ・日照時間が短く1日の塗装面積が少なくなる |
外壁塗装がしやすい季節
外壁塗装の作業にふさわしい気候条件は、気温15~30℃、湿度75%以下です。その理由は、一般的な塗料の硬化や乾燥に適しているからです。
塗料が定着する気温や湿度の条件から考えると、春か秋が外壁塗装にふさわしい時期だと言えます。ただし気候がやや異なる沖縄では1~3月・10~12月、札幌では5~6月、9月あたりが最適な時期です。
なお、静岡は春(4~5月)、秋(9~11月)が外壁塗装のベストシーズンです。
参考:気象庁|過去の気象データ検索
外壁塗装にふさわしくない季節
外壁塗装ができない条件は以下の5つです。
・気温5℃以下
・湿度85%以上
・雨や雪の日
・壁が結露している
・塗装面の温度が高い
以上のことから、真夏や梅雨の時期、冬は外壁塗装にふさわしくありません。天気が不安定で作業ができず、予定よりも工期が長くなることもあります。
なお、年々塗料の品質がよくなっているため、以前に比べて気温・湿度による硬化や乾燥の影響を受けにくくなりました。
塗り替えの価格交渉がしやすい時期
外壁塗装の価格交渉がしやすい時期は、1~3月と7~8月頃です。
年が明けてからと梅雨から夏にかけては閑散期になるため、外壁塗装業者は比較的スケジュールにゆとりがあります。仕事量が少なくなるので価格交渉がしやすい時期です。
工事の時期にこだわらなければ、外壁塗装は値引きしやすくなります。ただし、天候不良によって施工期間が延びることがあるため注意しましょう。
外壁塗装の最適なタイミング
外壁塗装は10年ごとに塗り替えるのが一般的と言われています。しかし、10年では遅すぎることが多くなってきています。最適なタイミングで外壁塗装をするために、どのような状況なら塗り替えをすべきか解説します。
こんな症状が出たら塗り替えを検討
外壁のひび割れやチョーキング、色あせといった症状が出たら、すぐに塗り替えを検討しましょう。塗料が寿命を迎えており、外壁材を保護する機能を失っているからです。
塗り替えすべき外壁の症状には以下の4つが挙げられます。
- クラック(ひび割れ)
- チョーキング
- 外壁の色あせ
- 塗膜の膨れや剥離
クラック(ひび割れ)
塗料は経年劣化によりひび割れ(クラック)が生じることがあります。塗装してから数年後にひびが入った場合、塗装が耐用年数を超えているかもしれません。塗料の種類や日当たりによって、耐用年数が10年ではなくなることを覚えておきましょう。
チョーキング
チョーキング現象(白亜化現象)は、外壁を触ったときに白い粉がつくことです。この現象は、雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解されるために起きます。外壁を触ったときに手に白い粉がついたら塗り替えを検討しましょう。
壁の色あせ
色あせた外壁は美観を損ねます。また、塗膜の防水性が低下しているため建物内部に水が浸入しやすく、建物の構造体がダメージを受けやすい状態です。掃除をしても美観が取り戻せないときは塗り替えを検討しましょう。
塗膜の膨れや剥離
塗料の塗膜が膨れたり剥がれたりすることがあります。雨水が外壁と塗膜の間に浸入し、外壁の内部に溜まっていた水分が気化することが原因です。塗装して数年が経過してから塗膜の膨れや剥離が起きた場合、塗り替えを検討する時期と言えます。
塗料による塗り替えタイミングの目安
塗り替えのタイミングは塗料によって異なります。ここでは、外壁塗装を検討する時期の目安を見てみましょう。
塗料のグレードと塗り替えを検討すべき時期
外壁塗装を検討すべき時期は塗料のグレードにより異なります。同じグレードの塗料でも水性・油性か1液か2液かなど、条件により耐用年数の差が出るため、あくまで参考にしてください。
塗料のグレード |
塗装を検討すべき時期 |
無機 |
20年 |
光触媒 |
15年 |
フッ素 |
15年 |
ラジカル制御型 |
12年 |
シリコン |
10年 |
ウレタン |
8年 |
アクリル |
5年 |
耐用年数30年の塗料
時折、訪問販売などで30年間メンテナンスフリーを謳う外壁塗装業者さんが見受けられます。しかし、現時点では耐用年数30年を超える塗料は存在しません。アップリメイクでは、塗料の寿命を長持ちさせるために下地塗りを工夫するなどに取り組んでいます。
外壁材による塗り替えタイミングの目安
外壁塗装のメンテナンス頻度は外壁材も影響します。ここでは、一般的な外壁材の耐用年数について紹介します。
外壁材の種類 |
耐用年数 |
金属系サイディングボード |
10年 |
木質系サイディングボード |
10年 |
樹脂系サイディングボード |
10年 |
ALCボード |
10年 |
モルタル |
8年 |
窯業系サイディングボード |
7年 |
まとめ
この記事では、外壁塗装を依頼すべき季節は春から夏、耐用年数は10年前後を目安に検討するのがベストとお伝えしました。ただし、塗料の種類や日当たりにもよるため、ご自宅の外壁の状況を確認しましょう。
外壁塗装をご依頼いただくにあたって、多くの場合は施工開始まで2~3か月程度の時間がかかります。
外壁塗装を依頼するときは、ベストシーズンより前に見積もりを依頼することをおすすめします。
アップリメイクではお電話やLINEでの相談を承っています。いまのご自宅にとって外壁塗装が必要か、どの時期や季節になったら塗り替えるべきかなど、お悩みのことがあればお気軽にお声がけください。
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