外壁塗装でこどもみらい住宅支援事業は適用されるのか解説

「こどもみらい住宅支援事業」とは、住宅の新築や改修などに補助金が出る制度です。2022年に創設された比較的新しいものとなっています。

 

18歳未満の子どもを持つ子育て世帯や、夫婦のいずれかが39歳以下の夫婦を対象にしており、申請することで省エネ性能の高い住宅や設備の購入・設置、省エネ回収やエコリフォームに最大60万円が支給されるというものです。

 

ここではこどもみらい住宅支援事業で外壁塗装ができるかどうかや、外壁塗装をお得にする方法を解説していきます。さらにくわしく知りたい方は以下の公式サイトを参照してください。

 

こどもみらい住宅支援事業【公式】
https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/

外壁塗装はこどもみらい住宅支援事業の対象外

結論としては、外壁塗装はこどもみらい住宅支援事業の対象ではありません。外壁や屋根の断熱リフォームは対象となっているものの、残念ながら外壁塗装自体が対象外です。

 

こどもみらい住宅支援事業の公式サイトには「よくあるご質問」というコーナーがあり、いくつかのPDFが掲載されています。その中の「リフォーム」に「外壁や屋根の遮熱塗装工事は対象外」とはっきり述べられています。

 

しかし、こどもみらい住宅支援事業を利用できなくても、補助金を使うことで外壁塗装の金額を安くできます。

子どもみらい住宅支援事業以外で外壁塗装の金額を安くするには?

こどもみらい住宅支援事業の対象外となっている外壁塗装ですが、地方自治体の補助金を利用することや相見積もりを取ること、他の工事と同時に行い足場代を節約することで費用を抑えてリフォームが可能です。

 

自治体が用意する補助金を利用する

こどもみらい住宅支援事業だけが省エネリフォームの補助金ではありません。自治体によっては独自の補助金を用意しており、断熱・遮熱塗料での外壁塗装に対応しているケースもあります。

 

その際に注意したいのが、補助金を利用する条件として「地元の業者を利用する」ことが定められているケースです。地元の外壁塗装業者は自治体の補助金について知識が豊富な上に、中抜きを行わない分、大手ハウスメーカーより安く施工できる傾向にあります。

 

外壁塗装を検討しているなら自治体独自の補助金の有無をたずねつつ、地元の業者からも見積もりを取るとよいでしょう。

 

相見積もりをする

外壁塗装を安くするには、相見積もりをとることが基本です。23の業者から同じ工事内容で見積もりを取り、最も安い業者に依頼しましょう。

 

注意点は混乱しないように業者数は23社にしぼることと、用いる塗料のグレードや付帯工事の有無などを同一内容にすることです。相見積もりで営業担当者の態度やご自身との相性、見積書の書き方もチェックできるため、外壁塗装の費用以外にも業者ごとの比較もできます。

 

見積書のチェック方法や悪徳業者の見抜き方については、次の記事を参考にしてください。

>>外壁塗装の見積もりについて詳しく確認する

足場が必要な工事を一緒に行う

外壁塗装には高所作業用の足場が必要ですが、費用はやや高額です。平均的な一戸建てに足場を組むなら2030万円と、外壁塗装費用の20%程度を足場代が占めてしまいます。

 

できることなら、組んだ足場を有効利用しましょう。同時に屋根の塗装といった足場が必要な工事を行えば、別々に行うより2030万円が節約できてしまいます。

 

外壁塗装だけでなく屋根塗装もできる業者を見つければ、さらなるお得な提案も期待できそうです。足場については以下の記事も参考にしてください。

>>外壁塗装の足場について詳しく確認する

こどもみらい住宅支援事業は外壁塗装に適用されないので注意

こどもみらい住宅支援事業は省エネリフォームの補助金ですが、外壁塗装は対象外となっています。補助金を見込んでの施工は期待を裏切ることになるため注意が必要です。

 

とはいえ外壁塗装をお得にする方法は、自治体の補助金を利用したり、足場を有効活用するなど他にもあるものです。中でもおすすめは相見積もりを取る方法と屋根塗装などを同時に行うことで足場代を節約する方法です。

 

相見積もりは業者の質を見極めるのにも有効ですから、外壁塗装の際には必ず取りましょう。

 

 
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