屋根塗装で行う縁切り・タスペーサー工法の必要性と価格
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カテゴリー:外壁塗装の工程
縁切りは、スレート屋根の水を適切に排出すために重要で、適正に施工が行われない場合は、雨漏りが発生する可能性があります。但し、縁切りが必要ない場合もあります。
このページでは、縁切りと雨漏りの関係性、縁切りをしないケース、2種類の工法、費用について紹介しています。
■縁切りとは
スレートは塗装を施すと、スレート同士の隙間に塗料が入って隙間を埋めてしまいます。縁切りは、隙間を埋めないようにする施工を指します。
■縁切りをしないと雨漏りの原因になる?
水は表面張力によって、細い隙間や管に入ろうとする力が働くことがあり、この現象を毛細管現象と呼びます。
スレートの重なった部分は、毛細管現象によってスレート内部に水を吸い上げます。また、スレートの内側が室温によって暖められて、外側が外気によって冷やされた場合は、温度差によって結露が発生して、スレートの内部に水分が発生します。
縁切りを施さないで、スレート同士の隙間がふさがっている場合は、スレートの内部に吸い上げられた水を排出できない状態になります。
スレートの内部に溜まった水は、下地を腐食させる原因になり、劣化が進むと雨漏りが発生します。
●縁切りをしないケース
新築の塗装や、1回目の塗装でスレート同士に十分な隙間があり、塗装を行っても塗料で隙間が埋まらない場合は、縁切りの必要はありません。
■縁切りの工法は2種類
●従来の縁切り工法
従来の縁切り工法は、塗装を施した後にカッターや皮スキで塗料を切って隙間を空けます。塗装後に手作業で塗膜を傷つけるので、非常に手間がかかり、断面がキレイにならないといった欠点があります。
●タスペーサー工法
タスペーサー工法は、下塗りの施工が終わった段階で、タスペーサーと呼ばれる器具をスレート同士の隙間に入れて、塗料で隙間が埋まるのを防ぐ工法です。
塗膜を傷つけないので、キレイに仕上がり、従来の縁切り工法よりも時間がかからないので、人件費を削減することができます。そのため、タスペーサー工法が現在に主流となっています。
■縁切りの費用
●従来の縁切り工法
施工単価は、1平米当たり600~800円前後で、一般的な30坪程度の戸建ての場合、30,000円~60,000円程度が相場になります。
●タスペーサー工法
施工単価は、1平米当たり350~500円前後で、一般的な30坪程度の戸建ての場合、20,000円~30,000円程度が相場になります。
■まとめ
縁切りは、屋根内部に水を溜めないようにする重要な工程で、適切に施工が行われなかった場合は、雨漏りに繋がるので注意が必要です。
従来の縁切り工法とタスペーサー工法の2種類がありますが、短時間でキレイに仕上げることが出来るタスペーサー工法が主流です。
タスペーサー工法が必要か?必要ないのか?の判断は、現在の屋根の状況によって異なります。アップリメイクでは、徹底した建物を調査で、正しい判断をさせていただきますので、お気軽にお問合せください!
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