外壁塗装で塗料が飛び散ってしまった時の対処法と予防法をわかりやすく解説!
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カテゴリー:外壁塗装の塗料
外壁の塗装工事を依頼する上で「外壁のすぐそばに車を停めてあるので、工事中に飛散してきたら困る」「もし付いてしまったときには、どう対処すればいい?」と不安に思う人もいるかもしれません。
本記事では、外壁塗装で塗料が飛び散ってしまった時の対処法やポイントを解説します。トラブルを防ぐ方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装で塗料が飛び散ってしまった時の対処法
外壁塗装で塗料が飛び散ってしまったときには、まずどこに塗料が飛び散ったのかを把握し、業者に連絡したあとに第三者機関に相談するという順に進んでいきます。
どこに塗料が飛び散ったのかを把握する
まずは、外壁塗装の工事中に、どこに塗料が飛び散ったのかを把握しましょう。ここでは、飛び散ったものが、自分の所有物か隣人の方の所有物かに分けて詳しく解説します。
自分の所有物の場合
外壁塗装の塗料が飛び散ったものが車や植栽など、自分の所有物だった場合は、すぐに写真を撮りましょう。写真が残っているとあとから証拠となります。
特に風が強い時期は、時間が経ってしまうと砂が付着して状況が変わってしまう場合も考えられます。雨の日の場合も同様です。
塗料は雨ですぐに流れることはないですが、ついた塗料の上に雨がかかると様子が変わることもあるかもしれません。
そのため気づいた段階ですぐに写真を撮り、証拠や記録のために残しておきましょう。
隣人の方の所有物の場合
外壁塗装の塗料が付着したのが、隣家や隣人の所有物であった場合は、見つけた時期がいつかを確認することが大切です。
また、付着した塗料の色が、外壁工事で使ったものかを確認しましょう。たとえば、ベージュの塗料を使用したのに、ブラウンの塗料が付着しているなどという場合は、工事が原因だとは言い切れないでしょう。
また、塗装工事では、どのような飛散防止の処理を行っていたのか、工事中の風の強さはどの程度で、飛散する可能性はあったかどうかを確認しておくことをおすすめします。
業者に連絡する
塗料が付着した状況を確認したら、速やかに塗装業者に相談しましょう。万が一のときに備えて、請負業者賠償責任保険に業者が加入していれば、保険で対応してもらえます。心配な方は、事前に業者に保険加入しているかどうかを確かめておくとよいでしょう。
被害が隣人の所有物に起こった場合も、業者に対応を依頼します。しかし、今後のご近所付き合いのことを考えると、業者と一緒に依頼者も謝罪に行くことをおすすめします。
修復費用は、ペンキの飛散量にもよりますが、およそ20〜30万円程度です。例えば、塀の一部に塗料が付着したにもかかわらず100万円以上の金額を請求された場合は、おかしいと考えたほうがよいでしょう。
第三者機関に相談する
もし塗料の飛散によるトラブルで、施工業者と話し合うことだけでは解決が難しい場合は、第三者機関に相談することをおすすめします。主な窓口は、以下の3つです。
- ●独立行政法人 国民生活センター
- ●公益社団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
- ●弁護士
国民生活センターは消費者庁管轄の組織です。住宅リフォームや外壁塗装の品質に関するトラブル問題に対応しており、対処方法のアドバイスや、解決へのサポートを受けることが可能です。
独立行政法人 国民生活センター
URL:https://www.kokusen.go.jp/index.html
住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口です。新築住宅、リフォーム、中古住宅など住宅に関するトラブルの相談を受け付けています。電話での相談も可能です。
公益社団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
URL:https://www.chord.or.jp/index.html
国民生活センターや住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談しても解決の糸口がみつからない場合は、弁護士に相談するのも一つの方法です。ただし、弁護士や弁護士事務所によって、どの問題に強いかは異なります。
依頼する前に、外壁や住宅関連のトラブルを取り扱った実績があるかを確かめておくとよいでしょう。
外壁塗装で塗料が飛び散ってしまった時のポイント
外壁塗装で塗料が飛び散ってしまった時には、付着した塗料を自分で処理しないことと、見つけ次第、後回しにせず対応するのがポイントです。
ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
付着した塗料は自分で処理しない
もし、塗料がついてしまった場合は、場所がどこであっても自分で処理しないようにしましょう。自分で掃除や修理をしてしまうと、業者は賠償金を支払わなくなってしまいます。
塗料が付着してしまった証拠と原因の調査をしなければいけないため、自分で対処してしまうと確認ができなくなってしまうからです。
これは、自分の所有物の場合だけでなく、隣人の被害時にも同様です。調査まで時間が経ってしまうとしても、掃除や修理をしないよう伝えましょう。
見つけたら後回しにせず対応する
外壁塗装で塗料の飛散を見つけたら、後回しにせずすぐに対応しましょう。大抵の場合、業者には早めに対応してもらえますが、放置されてしまうケースも考えられます。
業者に対応してもらったあとも、トラブルへの対処を後回しにされることのないよう、定期的に進捗の報告を受けることが大切です。
トラブルの手続きについて、どこに連絡してどのような対応を行っているのかの連絡をしてもらいましょう。
外壁塗装時に塗料が飛び散るトラブルを予防するには
塗料飛散のトラブルが起きてしまうと、大ごとになってしまうため発生する前に防ぎたいと思う人もいるでしょう。外壁塗装の、塗料飛散で起こるトラブルを防ぐ方法を解説します。
外壁塗装より前に移動させておく
トラブルを防ぐためには、塗料が飛び散っては困るものを、工事がはじまる前に移動させておきましょう。鉢植えやガーデニング用品などであれば、屋内に移動させておくことをおすすめします。
車は敷地内で移動が難しければ、事前に塗装業者に対策をしてもらえるかを確認しておきましょう。
近隣のコインパーキングに塗装会社の料金負担で移動できるか、車をビニールで覆う、もしくはカーカバーを手配してもらえるかを確認しておくとよいでしょう。
養生材で覆い塗料が飛び散らないようにする
塗料の飛び散りによるトラブルを防ぐために、移動できないものは養生材で覆い、被害が起こらないようにしましょう。養生とは、マスキングテープやビニールなどで保護することです。
基本的には、どの塗装業者も養生作業は行いますが、工事終了後はゴミになることから細かい部分まで行わない業者も存在します。
特に、花壇・ブロック塀・エアコンの室外機・電気メーターなど、動かすことができない部分は、塗装作業の前に養生が行われているかを確認しましょう。
外壁塗装の養生のポイントについて、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にご覧ください。
事前に近隣住民にあいさつをしておく
工事のトラブルを未然に防ぐためにも、事前に近隣住民にあいさつをしておきましょう。塗装の飛び散り以外にも、外壁塗装の工事中にトラブルになるケースは多くあります。
足場を設置するときや高圧洗浄機の音は騒音にもなりかねず、工事中には業者のトラックが道路に駐車され、道を塞いでしまうこともあるでしょう。
工事中は、近所の方にも普段の生活にはないストレスを与える可能性があります。塗料の飛散が起こらなかったとしても、工事が行われることで不安に思う人も少なくありません。
近隣住民の中には、施主があいさつに行かないと不満に思う人がいる可能性もあります。トラブルを防止するためには、事前に業者と一緒にあいさつに行くことも方法です。
外壁塗装での近隣へのあいさつについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
外壁塗装の飛び散りの対処法や予防法を理解して冷静に対処しよう
外壁塗装工事の飛び散りを発見した際には、すぐに写真を撮り塗装業者に連絡しましょう。隣人の持ち物や車の場合でも同様です。
業者間とトラブルが解決できないと感じたら、第三者機関への相談を検討しましょう。またトラブルを未然に防ぐためには、車を移動しておく、養生をきちんと行っているかを確認することが大切です。
飛び散り以外のトラブルについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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